私にはカウンセリングの流儀があります。

それは「長さをどうしたいか?」を最初に聞かない。

カウンセリングの内容があさいと失敗する可能性があるからです。

 

こんなやりとりの経験はある?

 

美容師(S),ゲスト(G)

(S)長さはどうしたい?⇒(G)鎖骨ぐらいでひし形のシルエットにしたいです。

(S)どんな雰囲気の髪型が好みですか?⇒(G)女性らしい感じで。

(S)前髪は?⇒(G)鼻ぐらいの長さで流したいです。。

(S)明るさの希望は?⇒(G)写真ぐらいで。

(S)色は?⇒(G)こだわりはあまりありません。

(G)似合いますか?⇒(S)似合うと思いますのでそうしていきましょう。

 

長さから聞いてるでしょ。(↑)これって美容師の都合なんですね。

長さを鎖骨ぐらいと聞いておくと、その長さだけで考えればいいからです。

カウンセリング時間を短くするためにゲストの選択肢を絞っていくやり方です。

次のゲストの時間がせまっているので「カウンセリングを早く終わらせたい!」こんな考えが透けてみえてしまいます。

厳しい言い方をすると「このゲストをキレイにするんだ。変えるんだ!」みたいな気概がないようにも思えます。

「あなたの言われたとおりにやりました。いかがですか?気に入ってもらえましたか?」みたいな・・・。

もしかしたら、肩ぐらいの長さで素敵になる可能性を消していますからね。

 

ゲストのココロの奥底に秘めた思いの可能性を探れているか?

 

こんな感じでカウンセリングはどうでしょうか?

ゲストは大学生です。

 

(S)やりたいことは今日はあるの?

⇒(G)こんな感じで(下画像)


(S)このスタイルの何が気に入ったの?どこが好きなの?

⇒(G)このひし形シルエットにしたいです。


(S)では、この画像の毛先のカール感がなくても、このシルエットで長さにこだわりはないの?

⇒(G)バイトで縛りたいのでこれぐらいがいいです。


(S)この画像の前髪(?)にもあまりこだわりはない?

⇒(G)はいもう少し短くてもいいです

 

(S)なぜこのシルエットにしたいの?

⇒(G)最近の流行りの重めのスタイルは好きではないんです。軽すぎるのは流行ってなさそうなので、隙きすぎていない少しでも軽そうなこのシルエットのスタイルをなんとなく選びました。




(S)だったら、ひし形シルエットでカットしてもう少し軽くして、パーマでA-ライン気味で重めに見せてみては?学生さんだし、ひし形だと年齢がうえに見えるかもしれない。(↓)


⇒(G)A-ラインより、ひし形にしたいです。パーマは今日は時間がありません

⇒(S)わかりました。ひし形にしましょう。前髪は作りましょうね。顔の肌の明るさをなるべく広い面積で見せることで軽く見せましょう。目にかからないぐらいで短くしすぎないようにして。ヘアカラーの明るさは3レベル明るくできればいいかもしれません。

⇒(G)はい、カラーはそれでも大丈夫です。

 

カウンセリングをあえてここで終了、カラーから施術開始。


カラー中の会話の過程のなかで実はこのゲスト、重めスタイルで乾かす時間が長くなるのがストレスに感じられるらしいのです。

A-ラインだとレイヤー(段)があまりなく重めで乾きにくいという固定概念があって、ひし形にしたいと・・・。


ひし形かA-ラインかのシルエットに実はこだわりはなかった。ただ軽くしたかっただけなんですね。

 

A-ラインのシルエットでカットして、しっかり軽くしてパーマでA-ラインを強調させる。そのほうがゲストに合っていると判断して、ひし形をやめましょうと再提案しました。パーマは後日にすることにして。私がもし、ひし形にフォーカスしていたらこのゲストは25歳ぐらいに仕上がったかもしれません。

 

何が言いたいかと言いますと、

ゲストの希望をそのまま受け取るといい結果にならない場合が多々あるということ。






なんて言っていいのかわからないのでしょう。美容師への言葉が不足してしまい、足りない言葉をくみとらずに美容師が施術する。

 

ゲストのココロの奥底に秘めた思いの可能性を探れているか?

 

このようなゲストとのやり取りの可能性は常にあります

いい結果になりにくいことは勿論、「失敗したー!」なんてことになりかねません。

 



カウンセリングは髪型の設計図を創るとっても大切な時間です。

 

ゲストの足りない言葉を想像する。

 

ヘアーカミシが完全マンツーマンにこだわる理由です。

 

P.S.

カウンセリングをあえて終了してカラーの施術に入りました。

ゲストの「A-ラインは嫌だ。ひし形にしたい。」という強い気持ちを感じたからです。

カラー中の何気ない会話の中で、ひし形をやめてA-ラインにできる可能性を探りたかったのです。

なぜなら、大学生のゲストの容姿を総合的に考えてどう考えてもフィットするとは思えなかった。

間をとって正解でした。

ひし形のシルエットのお話ですが、このゲストの服、メイク、お顔などさまざまな要素が絡んで25歳にみえるかもしれないというケースです。

ひし形は老けるという認識を持たないでくださいね。

 

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【 Mission 1 】

 

「ヘアデザインとその向こう側へ」

私たちのミッションは、すべての人へ、

”自らでは気づけないヘアデザイン”

を提案することで、より快適なスタイリングで、

より素敵なデザインを生み出すこと。

そして、すべての人が、

そのヘアデザインの向う側にある行動の変化や

充実した生活を楽しむことができる

”新しい自分”へのお手伝いをすることです。


   

 

 

 

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morie sugawara

morie sugawara

代表 菅原 守英 ・・・・・・・・・ 2008年、ヘアサロン《へアーカミシ》を立ち上げる。「質の高い仕事をするためには時間をかける!」をモットーに完全マンツーマンサロンを地域でいち早く取り入れる。